高専生が学生納付特例制度を受けてみた話
こんにちは!高専5年生のABANDONMANです。
今回の記事では、私が学生納付特例制度を受けた経緯や感想を述べていきたいと思います。受けようか悩んでいる人の力に少しでもなれば光栄です。
学生納付特例制度とは
最初に学生納付特例制度とは何なのかを説明します。
読者の皆さん、国民年金はご存じですか?
国民年金とは、20歳以上から払うことを義務付けられているものです。
金額は1ヶ月に16610円です。それを毎月払わなければなりません。
これは学生にはきついですよね。
そこでできた制度が学生納付特例制度です。
学生納付特例制度は、払う本人の稼ぎが少ない場合に使える制度で、納付する期間を遅らせるもしくは免除することができます。
簡単に説明するとこんな感じです。
詳しくは、ネットで調べれば出てくると思います。
受けた経緯
今回、私は学生納付特例制度を受けてみたため、その経緯を書きたいと思います。
19歳11か月のある日、私のもとにある封筒が送られてきました。
年金に関する封筒でした。
その時は「へえー」ぐらいで済ませてしまいました。
というのも、まだ行う手続きなども何もなく、通知のような感じだったので。
それから一か月たって20歳になったある日、年金に関する封筒がまた届きました。
今度はたくさん入っていて、手続きをしなければいけないようでした。
選択肢は3通りありました。
- まとめて払う(前納)
国民年金は毎月払うのが普通ですが、6ヶ月分か1年分もしくは2年分まとめて払うことができます。
私は稼ぎがほぼなかったので親に頼るしかありませんでしたが、親に聞いてみると「できれば払いたくない」ということでこの選択肢は諦めました。
同時に親に自分の老後のお金を払わせるのもなんか嫌だな、とも思いました。
- 毎月払う
国民年金は学生でも毎月払うことが可能です。
といっても、バイトで稼いだお金から毎月約1.5万円引かれるのはとても大きいと思います。
私も今、家庭教師をやっていてできれば払いたいと思っていました。しかし、学生時代の大切な時間が奪われそうだと思い、払うことを諦めました。
- 学生納付特例制度を受ける
私は学生時代に国民年金を払うことを諦めたので、学生納付特例制度を受けることにしました。
また、学生納付特例制度はあくまで「特例」なので適用されるのは学生時代だけです。
働いて、お金を稼げるようになったら厚生年金として一緒に払うようにしましょう。(私はそうする予定です)
また、私がお金を稼げるようになったらこの学生納付特例制度期間中の年金も追納しようと思っています。
追納をしないと老後にもらえる年金が減ってしまいますが、追納をすればずっと払っていた人と同じ年金を受け取ることができます。
また、学生納付特例期間中も保険は適用され、障害を負ってしまった場合も障害基礎年金が出ます。
ここがメリットだと思います。
実際の手続き
学生納付特例制度を行う場合、必要なものは
- 国民年金保険料学生納付特例申請書
- 身分証明書のコピー
- 年金手帳の指定ページのコピー
の3つです。
コレをすべて事前に用意して、居住地に最も近い市役所や役場に行くだけです。
市役所では「学生納付特例制度の申請を行いたい」と言えばわかるでしょう。
あとは言われたとおりにすればOKです。
正直、結構簡単だと思います。
まとめ
私はいろいろ考えたり親と相談した結果、学生納付特例制度を受けることに決めました。
みなさんがどのような状況にいるかは知りませんが2年分前納できるならした方が良いです。(普通に払うより1.5万円ほどお得です)
「アルバイトで毎月払えそう」または「払えない」、という人は学生納付特例制度を受けることをおすすめします。なぜなら、年金は働けばいつでも払えます。逆に学生時代の大切な時間は返ってきません。アルバイトで稼いだお金は趣味に使ったり、大切な人がいる人は大切な人に使うほうが個人的には良いと思います。
あとは皆さんの判断に任せますが、後悔のないようにしっかり考えて、調べて決めてください。
以上でこの記事は終わりです。最後まで見ていただきありがとうございました。
このブログでは高専のことや私の経験などを語ります。興味があれば他の記事も見てくれるとうれしいです。